大型荷物って収納できる?トランクルームに大きいものを入れるための3つのチェックポイント
色々な荷物を収納できるトランクルームですが、荷物が大きいとこんな疑問を感じることはありませんか?
「大きい家具、家電を入れたいけどどれくらいのスペースがあれば入る?」
「この荷物は通路や扉を通すことはできる?」
そのような疑問があるとトランクルームを使うことに躊躇してしまいがちです。
でも、よく計算して収納方法を工夫すれば、大きな荷物でも収納することができます!
この記事では、大きな荷物を収納するうえでのチェックポイントと収納のアドバイスをご紹介します。
また、一般的なご家庭にある下記の大型荷物の、収納の目安をお伝えします。
家電
家具
楽器・スポーツ用品
目次
大きなサイズの荷物をトランクルームに収納するためのチェックポイント
大きい荷物を収納するにあたって、3つのポイントをチェックしましょう。
この3つのポイントさえ把握できたら、スムーズに収納庫を決めることができます!
チェックポイント① 荷物のサイズ
まずは荷物の幅と奥行きを測り、床面積がどれくらい必要になるかを把握しましょう。
それから、その面積を確保できるトランクルームを探していきましょう。
荷物の面積と一緒に、人一人通れるほどの余裕も含めておけば出し入れもスムーズです。
また、背が高い荷物なら高さも測っておきましょう。
目安として、自分と同じくらいかそれより高いものなら、収納庫の高さもチェックしておいた方が安心です。
チェックポイント② 扉のサイズ
次は収納庫の扉のサイズを計算しましょう。
広い収納庫なら扉も広い、とは限りません。
むしろ、扉のサイズはお店全体で統一されている場合が多いので、思ったより狭かったなんてこともあるかもしれません。
ですので、事前にトランクルーム業者のウェブサイトから、または問合せの際に扉のサイズを質問して確認しましょう。
最も安全なのは、内見をすることと、その際にメジャーを持参して扉の幅と高さを測っておくことです。
チェックポイント③ コンパクト化
分解してコンパクトにできるかも検討しておきましょう。
チェックポイント①と②がクリアできないといった状況でも、分解できれば選べる収納庫のサイズも広がります。
他にも、ムリなく運べる、梱包もしやすい、ほかの荷物も入れやすくなるといった様々なメリットがありますので、検討の価値ありです。
ただし、分解しすぎると危険もありますので、組み立てができる範囲で行うようにしましょう。
大型荷物の収納の目安
以上の③ポイントを参考に、これから荷物別で収納できるかを一例としてご紹介します。
今回は、室内型トランクルームBBOXのラインナップで収納を想定しています。
BBOXの扉のサイズは次のようになっています。
では、さっそく見てみましょう!
家電編
大型テレビ
標準的なサイズ
60V型:幅135cm × 奥行き29cm × 高さ86cm
60V型以上の大型テレビはナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に収納することができます。
テレビを縦置きできるならハーフタイプ(0.6㎡~)でも入れることはできますが、基本的に収納するときの置き方は、脚を下にして安定させた方が安心です。
脚以外の面を下にするときはしっかりと梱包しておき、万が一倒れても破損しないようにしておきましょう。
マッサージチェア
標準的なサイズ
幅85cm × 奥行130cm × 高さ120cm
ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
とはいえ、一般的なマッサージチェアの横幅は80~100cmほどあるので、そのままの状態で扉を通すのは難しいかもしれません。
それで、マッサージチェアを横に倒すか、さらにはリクライニングも倒せば通すことができるかもしれません。
また、横幅が広い分、通路の幅もギリギリになるので運搬時は注意が必要です。
できるだけ内見時に搬入のシミュレーションをしておきましょう。
冷蔵庫
標準的なサイズ
6ドア:幅65cm x 奥行70cm x 高さ182cm
一般的な家庭用冷蔵庫ならナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
冷蔵庫の収納に必要な面積は少ないですが、高さがあるので、収納庫の高さと扉の高さに注意しましょう。
家庭用冷蔵庫の身長は高いもので183cmほどありますので、収納庫の高さは2メートル欲しいところです。
収納庫の扉ですが、冷蔵庫の幅は70cm弱が一般的ですので問題なく通すことができます。
ちなみに冷蔵庫は水滴や水分を含む汚れが多いため、放っておくとカビが発生する原因になります。
収納庫に入れる前に、外も中もしっかり掃除をして、水気をふき取っておきましょう。
洗濯機
標準的なサイズ
12ℓ:幅61cm x 奥行71cm x 高さ106cm
縦型もドラム式もナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
容量が少ない単身向けの洗濯機なら、ハーフタイプ(0.6㎡~)に入れることも可能です。
高さは1m程度ですので心配はありませんし、幅もドラム式でも70cm弱ですので、扉を問題なく通すことができます。
収納時の注意点として、洗濯機は特に水気が多いので、カビが発生しやすい状態です。
長期間使っていたならすでにカビがびっしりと付いた状態かもしれません。
まずは、洗濯槽をしっかり洗ってカビをできるだけ取り除き、槽乾燥して水気を無くしてから収納しましょう。
家具編
タンス
標準的なサイズ
和タンス:幅105cm x 奥行47cm x 高さ172cm
洋服タンス:幅75cm x 奥行55cm x 高さ170cm
比較的大きなタンスでも、ハーフタイプ(0.6㎡~)の収納庫に入れることができます。
とはいえ、一人分通れる程度の余裕を持った方が安全に出し入れできますので、実際はナロータイプ(1㎡~)以上がオススメでです。
扉も十分通りますし、上下に分解できるタンスも多いので、運搬も楽ではないかと思います。
分解できないもので180cmを超える高さの場合は、傾けながら入れなければならないので、通路の広さに注意が必要です。
内見をして搬入のシミュレーションをしておきましょう。
書棚
標準的なサイズ
300冊:幅70cm x 奥行31cm x 高さ178cm
600冊:幅120cm x 奥行31cm x 高さ200cm
大容量の書棚はナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
2メートルほどの高さの書棚もありますが、上下または全体を分解できる場合が多いので、扉サイズの問題もクリアしやすいでしょう。
収納庫の中で分解した書棚を組み立てたら、大量の本を収納できるので、自分専用のコレクションスペースとして活躍します!
本を収納することが大きな目的なら、エアコンなどの空調設備が整っているトランクルームの方が長持ちさせることができます。
電動ソファー
標準的なサイズ
2人用:幅145cm × 奥行92cm × 高さ94cm
3人用:幅202cm × 奥行99cm × 高さ91cm
2人用も3人用もワイドタイプ(2㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
とはいえ、奥行も高さも80cmを超えるサイズのものが多いため、扉を通すのが難しいでしょう。
横に倒して入れるとしても、シートがひじ掛けを下回るほど倒れない(ひじ掛けの高さが約60cm)のでこの方法も難しいです。
できるだけ扉が広めのトランクルーム(屋外型は広め)を探すことをおススメします。
ベッド
標準的なサイズ
シングル:幅120cm x 奥行202cm x 高さ60.5cm
ダブル:幅158cm x 奥行201cm x 高さ38cm
シングルもダブルも組み立てられた状態ですと、ワイドタイプ(2㎡~)以上の収納庫なら入れることができます。
しかし、組み立てられている状態では奥行が2mとかなり長いので、通路が狭いと角度がつけられず、入れられない可能性があります。
ベッドはフレームを分解できるものが多いので、分解することを前提に計算しましょう。
分解できるならナロータイプ(1㎡~)でも十分に入ります。
マットレス
標準的なサイズ
シングル:幅97cm × 奥行197cm
ダブル:幅140cm × 奥行197cm
クイーン:幅170cm × 奥行197cm
倒した状態で収納する場合、ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができますが、実際そのように収納することはないかもしれません。
横か縦に立てて収納すると思いますので、横ならナロータイプ(1㎡~)、縦ならハーフタイプ(0.7㎡~)が目安になります。
マットレスはどんなに厚くても30cm以内ですし、柔軟性もあるので、通路や扉も問題なく通すことができるでしょう。
分解ができない分、圧縮袋でコンパクトにできないかと考えるかもしれませんが、形状が変わってしまうので使わないようにしてください。
収納時の注意点として、収納する前に汚れを落としてカビやダニ対策を講じておき、十分に乾かしておきましょう。
そして、不織布カバー等でカバーするなら安全に収納できます。
ダイニングセット
標準的なサイズ(テーブルのみ)
4人用:幅135cm × 奥行80cm x 高さ71cm
テーブルに椅子を入れた通常の状態で収納するなら、ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
そのままの状態でも、テーブルは高さが70cm程度ですので、横に倒せば扉は問題なく通るでしょう。
もし、テーブルの脚や椅子が分解できれば、ハーフタイプ(0.7㎡~)でも入りきるかもしれません。
ただし、積み上げたならヒモやテープで固定して崩れないようにしておきましょう。
ベビーベッド
標準的なサイズ
レギュラーサイズ:幅125cm × 奥行75cm x 高さ91cm
そのままの状態なら、ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
とはいえ、扉を通すのはギリギリになると思いますので、倒して通すことができるかなどシミュレーションしておきましょう。
分解や折り畳みができるなら、ハーフタイプ(0.7㎡~)に入れることもできます。
もし、子育てグッズやほかの荷物も一緒に収納したいとお考えであれば、ナロータイプ(1㎡~)以上を選ぶと良いでしょう。
というのも、ベビーベッドを解体せずにそのまま収納庫に入れたら、棚として活用できます。
楽器・スポーツ用品編
自転車
標準的なサイズ
シティサイクル:幅175cm × 奥行45cm x 高さ80cm
自転車は、ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
ママチャリと呼ばれるシティサイクルだけではなく、ロードバイクやマウンテンバイクも同様に入れられます。
もし、縦収納ができるスタンドを活用すれば、ハーフタイプ(0.7㎡~)に入れることもできます。
解体して収納する方法をとる場合、フレーム等重い部品は倒れると傷がついてしまう危険もあるので、しっかりと梱包しましょう。
さらに、タイヤの汚れや水滴はサビやカビの原因となりますので、しっかりふき取り、オイル等の汚れも広がらないように注意して収納しましょう。
ピアノ
標準的なサイズ
アップライトピアノ:幅152cm × 奥行65cm x 高さ131cm
グランドピアノ:幅149cm × 奥行186cm x 高さ100cm
アップライトピアノは、ナロータイプ(1㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
扉のサイズも問題ないので、スムーズに搬入することができるでしょう。
グランドピアノは、ワイドタイプ(1.6㎡~)以上の収納庫に入れることができます。
しかし、扉が問題になるため、できるだけ扉が広いトランクルームか分解するしかなさそうです。
とはいえ、アップライトピアノもグランドピアノもとても高価な楽器です。
スペースを借りるタイプのトランクルームに高価な荷物を収納することはできないため、収納先の候補を変える必要があります。
また、ピアノなどの楽器を長く大切に保管するには、温度や湿度の管理が大切です。
それで、楽器などを専門的に扱うことができる「倉庫業」が運営するトランクルームに依頼し、保管してもらう方が安全に収納することができるので、まずはそちらで検討されることをオススメします。
トランクルームの種類については「トランクルームってどんなサービスなの?BBOXは他とどこが違うの?」をご覧ください。